megabitconvention 02参加と、取材拒否のこと
来たる8/25、メガビットコンベンション02でサークル参加します。
展示予定
MagicScrollTacticsの2……ではない! えーと、同じ横スクのSRPGなのでシステム的には延長上ではあるんだけど、シリーズではない、というやつ。SaGaからロマサガみたいな……いやあれはシリーズじゃん。するとブラックマトリクスからサモナイみたいなもんですね。
取材拒否します
megabitconvention(以下メガビット) 02において、当サークルに対して行われる取材を一切拒否します。
対象
基本的に、誰によるものであってもイベントにおける当サークルの取材および撮影はすべて禁止です。ブログやツイッターに展示内容を公開するのもダメ(個人/法人問わず)。もちろん展示なわけですからゲームの説明や雑談ぐらいはやるんですが、その内容を公開してはいけない。
(「基本的に」というのは、もちろん私自身は撮影するし、イベント主催による会場の撮影等の例外はありますからね)
なお、これがこうなったら取材拒否を撤回する、みたいな条件設定は一切ありません。
趣旨(一般参加者は読まなくていいです)
メガビット02の参加資格は、かつて以下のように記述されていました。
★参加資格
インディーゲーム/同人ゲーム/フリーゲームが好きな方。
一般参加料金:500円制服女子高生割:-2000円/(先着50名) ※1時間滞在プラン
この「制服女子高生割」について、Twitterにおいて否定的な意見が出るということがありました。2019/06/16のことです。
個人が意見を表明することについては自由の範疇だと思いますが、問題はこちらのツイートです(すでに削除されているので文字に起こしています)
https://twitter.com/shinimai/status/1140210333065207808
*死に舞 @shinimai
普通に謝ればいいのに人のRTでお茶を濁す@MEGABIT_CONは最悪だと思いますね。あのような差別的な入場条件を課しているイベントは取材したくないし、参加する開発者も取材したくないと思います。頭を冷やして謝罪すればいいと思う
「制服女子高生割」は、前回の開催までは存在した規定です。抵触している法が提示されたわけでも誰かが被害を被ったという話が出たわけでもありません。ですので修正する義務はないのですが、それに対してメディアが「取材をしたくない」と言及しています。これは制裁をちらつかせての不当な圧力です。あまつさえ対象はイベントだけでなく参加する開発者にまで及んでおり、主催者としてはたまったものではないでしょう。
制服女子高生割が削除されたあと、ツイートの削除が以下のように行われました。
主催が検討した結果、修正したようなのでこの件に関しては終わりにします。無事に良いイベントにして下さい。
— *死に舞 (@shinimai) 2019年6月16日
当該ツイートもいくつか削除します。
— *死に舞 (@shinimai) June 16, 2019
削除の意図はわかりかねますが、少なくとも発言の撤回として行ったものではないようです。
その後、私(@_enu)に対して返信をいただいています。
むしろ法に触れていたならば、私が出てくるまでもなく、問題があるので、触れてないからこそ個人的にコメントしたまでです。「取材したくない」と公言したのがそれほど重すぎるかどうかはわからないが、仕事としては「したくない」仕事もしますが、確かにインディーに関しては個人のしたいことが重要
— *死に舞 (@shinimai) 2019年6月16日
あとから「したくない仕事もします」はないでしょう。すっかり自分の願望どおりになってから発言を取り繕ったところで何になるのかと。これでそうなんですねーとホイホイ納得できるものではありません。
(なお、私の判断する限りですが、@MEGABIT_CON氏のツイートに謝罪するべき内容のものはありません。炎上している話題の渦中で適切に対応できる人間は少ないと思いますし、即時対応が不十分だったところで「最悪」と評されるいわれはないでしょう。@MEGABIT_CON氏の発言数は多くはないので、今からでも遡れると思います。)
確かに、メディアが全てのイベントを網羅し取材することは難しいのでしょう。どこかで選定する必要があり、そこに主観的な判断が入り込むのは仕方ないのかもしれません。しかし、取材したくないというなら、ただ単に取材しなければいいだけなのです。「取材しない」はメディア側が己の限界として背負うべきことです。ペナルティとして振りかざし、イベントの在り方を変えさせるための行為ではないはずです。
メディアが「取材したくない」のなら、対するカウンターは「取材されたくない」で良いでしょう。簡単に見せていいカードではないと思っていたんですが、どうやら気軽に切ってもいいようです。
今回は以上の意思表明として、取材拒否を行うものです。
結局、制服女子高生割は修正され、なくなってしまいました。イベントの在り方は主催者や参加者によって決められるべきことであり、外部の圧力によるものではあってはなりません。もはや入場料の項目において下品なジョークを言うことはできないでしょう。「上品になったからいいじゃん」ではないのです。失われたものは何なのか考えて欲しい。
今回の件は「小規模イベントに存在した伝統に対し、メディアが一方的に差別的であると断じ、その権力をもって消し去ろうとした、あるいは実際に消し去ってしまった」ものです。その影響は、大多数にとっては取るに足らないことなのかもしれません。しかし、多様性というものは、こういった末節の部分から奪われていくものなのでしょう。
メガビット02の参加資格は現在以下のようになっています。(2019/06/18)
★参加資格
インディーゲーム/同人ゲーム/フリーゲームが好きな方。
一般参加料金:500円学生割引:高校生以下/無料
※ 当日学生証を受付にお見せください。
※ 小学生以下は学生証の提示は要りません。
謝辞
このような当サークルの行動は、ゲームを発表する場としてのイベントの主旨からは外れるものです。イベント主催ならびに他のサークル参加者、一般参加者の皆様に対しましては、ご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げますと共に、あらゆるサークルがもつ当然の権利として行うものであることをご理解いただければ幸いです。